Web総滞在時間とスキルレベル

日夜、Webは様々な人にアクセスされている。誰にでも公平であり、オープンである。
しかし、人によってWebのを使いこなすスキルは異なる。それはWebというツールをどれくらい使っているか、Web世界にどれくらい触れているか、の総滞在時間によって左右される。
PC環境の格差、回線の格差については以前少し書いたが、これらに続いて第3のWebにおける格差が、滞在時間の差であると思う。Webに100時間滞在している人と、1000時間滞在している人には、使い方の知識やツール、サイトの見方など・・・はっきり違いが見られる。
Webというのはある意味すごく漠然としていて、何を使えば「Webを使いこなしている」といえるか、その尺度が難しい。私事だが、以前姉に、どうやったらWebをもっと使いこなせるようになるか、という質問をされた。そのとき、おすすめのツールや雑誌をすすめることはできるが、特に手っ取り早い特効薬は思いつかなかった。自分をふりかえるに、いったい何がつみあがって現在のようなWebの使い方をしているか、と考えると、意外とこれ、というものが思い当たらない。ただ、Web上に長く滞在していく中で、様々な発見があり、いろいろ試行錯誤し、使いやすいように接し方を変えていった気がする。もちろんそれは現在進行形であるが。
Webに触れるきっかけは、たいてい必要上から触れ始めることが多い。それ以上深く触れる必要がない、というスタンスの方もいる。私などは、言ってしまえばヒマだからWebをこんな時間までなんとなくフラフラしているわけで。ま、いろんなサイトを見ていると、自分なりの新発見がある。もっとも、この新発見(Web経験値とでもいおうか)を続けていくのは限界があって、ある程度色々やっていると、だんだん疲れてくる。それ以上やりたくなくなる。いってみればそこが、一日であがるWebスキルの限界なのかもしれない。
前に「年齢」という尺度でWebの人々を考えたことがあったが、別の尺度として「Web総滞在時間」は、ユーザをセグメント化する上で一つの重要な尺度であると思う。いいかえるとWebレベル、みたいなものかな?
まぁそんなわけで、今日も一日中深夜までWebでレベルあげですよ。ま、がんばるかー。と、そんな風に考えると、Webで過ごしている時間がわりと楽しく有用に過ごせるんじゃないか・・・なんてことを思いました。
でも実は、総滞在時間って自分でも知らないのよね。もしアンケートではかるとしても、おおまかな自己申告制になりそうだな・・・。