人はなぜゲームをするのか

Webを巡回したり、本を読んだりを一時間くらいして一段落着くと、ふとゲームがやりたいなぁという思考が頭をよぎる。しなければならないことはあるし、暇というわけではない。一つの欲求である。
人には、快感をほしがる衝動がある。私の場合、睡眠欲や食欲などを除くと、今は主にゲーム欲・コミュニケーション欲・性欲があり、後たまに文章書きたくなる欲(表現欲?)や、物欲・金欲がある。今回はゲーム欲について考える。
ゲームしたいという気持ちは、様々な理由から複合的に生じているように思う。最終目的としては、快感を得たい、ということが大きな理由ではあるが。他の人はどういう理由からどんなゲームをやっているんだろうかと思い、いわしで聞いてみたところ、いくつかの理由があげられていた。曰く、(以下引用、一部改変)

  • 頭の体操にもってこい
  • キャラクターにおしゃれさせたりすることが楽しい
  • 単純な作業の繰り返しを延々とやって、強い装備を手に入れてちょっとした達成感に浸れる。
  • 何かをしていないと落ち着かないので、ゲームに限らずお手軽に達成感のあることを求めている
  • どうしたら勝てるか工夫を凝らすのが楽しい
  • 相手のプレイスタイルを通して性格などを分析、分類したい
  • ゲームを通して人と交流したい
  • 仕事や作業の間の気分転換
  • ゲームの中の人を自由に翻弄できるのが楽しい
  • 非現実感を味わいたいから

なるほど。これらの要因が複雑に絡み合って、ゲームやりたいなーと思うわけです。
ゲームを実際やっているときは、ゲームをやっていても(他のことをやっていても)問題ないときが多い。そこらへんはやはり頭で利得計算が働いているのだろう。私も、忙しいときに無理やりやったりはしない。(かなりハマっていたときはその辺の制御が大変だったが。)
しかし、ゲームっていうのは一面において、時間の浪費といえないこともないわけで。できるとしたくなるんですが、→本当にしたいことなのか?というと自分でもよくわからない。散々やった後に、後悔することもしばしばである。(といいつつまたやると思うが)
じゃあ、ゲームをすることは、短期的な衝動に過ぎない非合理的な行動なのか?とも思える一方、意見の中には

  • 最近では、映像がどんどん綺麗に進化するので、見てみたいから(もはや芸術)
  • ストーリーが面白いから
  • これらをやってると若い人とも話が弾むから
  • 自分が主人公となり、自分中心の世界を楽しめるから
  • TVゲームとは言え、ちょっとしたスリルや冒険要素があるから

といった要因があげられ、そういった有用なことが多いから、他のいかなることをやるよりも、ゲームをやるほうがメリットが自分にとって大きく、合理的な行動だ!と考えることもできる。
一時、ゲーム脳などに代表されるゲーム有害論が唱えられていたが、実際明日からゲームはなくなったりはしない。むしろDSの普及などを見ても広がっていく一方で、ゲームはこれからもまずなくならないだろう。Webもそれは一緒で、依存などの可能性がある一方、刺激や得るものも大きい。文明における進化の産物である。
何が自分をゲームにかりたてているのか・・・自分で考え、うまく付き合っていくことが必要であると思う。欲望のままに行動してハッピーになれたら、人間幸せなんですけどね。
ただ・・・人生とはあらゆる局面における選択の集合であるが、今から自分が何をするか、と頭で考えたときに

  1. ゲームする
  2. ゲームする
  3. ゲームする

しか思いつかないのは、頭が重症なのか、はたまたロクな生き方をしていなかっただけなのか。Webでそんなこと書くと、「ゆとり脳乙www」とか言われそうだが。 
ちなみに、いわしでは今も様々なご意見募集中です。たぶん返答しますので、2pほしいZE!って方も、意見を言いたい方もお気軽に。