ニコニコ動画の影響力

新年明けましておめでとうございます。本年もマイペースで更新していきますので、長い目でよろしくお願いいたします。
さて、年末年始の小沢氏のニコニコ動画出演を見て、いよいよニコニコ動画が飛躍をむかえる瞬間が近いと思いました。あの生放送の影響力。話題性も含め、どれくらいの価値があったかが非常に気になるところです。何より、仮にも国家の総理となるかもしれない方が年末年始という大切なこの時期に、ニコニコ動画というメディアに出演することを決めたという時点で、その影響力の可能性はすでに一定の規模を超えていることは容易に想像できるものですが。
ニコニコ動画を見る層って、日ごろ政治とかを見ている層とはあんまりかぶらないのかなと思います。俺も小沢さんがまともに話している姿を見たのは初めてだったし。だからニコニコ動画ではじめて小沢氏の話している顔を見るユーザは多いはず。善悪はともかくとして、まあ本人もいっていた話ではあるが、素顔を見せて語ることそれ自体が親近感を深め(よっぽどひどい話でもしない限りは)、支持を広げることにつながると思う。いわゆる無党派層に食い込む民主党の定番戦略ではあるのだが。
あ、そうそう、最近この本を読みました。民主党の離合集散の姿と体質を描いたもので、真実の姿に近いものを描いているように思われましたので、おすすめします。

民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

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まぁ、数にして何万人がユニークユーザで見たのかはくわしくわからないが、数万規模として、たとえ1%でもファンができればねえ。数百票の小選挙区比例区の票が動くわけですよ。
結局、マスコミ不信となって久しくなった現代、何が基準になるかというと、顔が見えるかどうか、ということです。ニコニコ動画だって発掘すればいくらでもいい動画が埋もれているように、政治家だって人間だし、素顔はいいおっちゃんが多いんじゃないかと思う。少なくとも、ある程度の人に選ばれて議員まで来ているという時点で。ただ、そのことを積極的に調べようと思うほどの興味はない。偶然目にすることで、イメージでも政策でもなんでもいい、よさをわかってもらうことから始まる。
投票しに行くときって、本当、「知っているか、知らないか」レベルで決めるからなあ。すいません、民度が低いですよ私は。そして知っている人がいなさそうだったら、「知っているかもしれない人」、または「知っている人に似ている名前の人」。投票所にさぁ、名前だけじゃなくて実績の紹介も一行でいいからのせてもいいよなあ。名前羅列されてもほとんどわからんし。
まあ、そんなわけで特に比例区のかたがたなんかはニコニコ動画とかで良くも悪くもどんどん名前を売ることを考えるべきですよ。そこにはお金が払う価値があると思うのですよ。そうして、ニコニコ動画にもニコニコ生放送枠を有料で政治家その他に売る価値が生まれると思うのですよ。1時間枠を500万で売ったら、20回でたちまち年1億のプラスですよ。まぁ、今はまだプロモーション段階なのだろうが。
最近、節目節目で飛ばされますが、ニコニコ広場もその流れの一環と思われる。19:00のときは元の動画に戻れなくて広場で絶叫が広がっていたが。まあ、慣れさせたらいいと思っているのでしょうねぇ。もう国内では完全に独走態勢に入っているからなあ。(sonybrancoも撤退するらしいね・・)
次は何を「売り物」にするか。他のメディアやサービスの連携もぜひ、考えていただきたいものである。今年も、ニコニコ中毒はおさまらないだろうな。