ブロガーユニット

大手ブロガーってすごいなと思う。高いクオリティの注目エントリを常にアウトプットし続けているのだから。自分の嗜好と読者の好みなんてブレたりすることもあるだろうが、どちらもほどほどに妥協しているのか、常にその勢いは落ちない。まぁ固定ファンがいるということもあるんでしょうが、そういったファンができるだけのクオリティをだせる文章表現力+視点+αはすごいとおもう。
しかし、ブログに一人でアウトプットを長期で出していくのは時に疲れることもある。一方で読者は以前と変わらない、いやそれ以上のアウトプットを期待するのではないかと思う。そこでどうするか、読者の期待に応えるべくいっそう頑張るのか、マイペースに走るのか。私なんかは完全に後者ですが、大手ブロガーの方は、後者の部分も持ちつつ、前者の要素もかなり意識してアウトプットされているのかな・・・と思う。もちろん好きなように書いているとは思うんですよ、でも、実際の所はそういう意識はかなりあると思う。
昔、自分が2〜3人くらいいればマジ便利じゃないかと思ったことがあった。働く用と休む用、そして遊ぶ用。ドラえもんの世界のような発想ですね。これらが未来、ヒトクローン合法化によって実現されたらどうなるのだろうと想像したものです。まぁ、実現には問題が多すぎるので妄想に終わるでしょうが。
一方、一つのテーマのブログを2〜3人で書くということはどうなのだろう。一部ではやってそうですが。最初は一人でもいいのですが、途中からユニット化するというのは結構アリなんじゃないかと思ったりする。うまくいく条件として、

  • ブログテーマについて同じくらいの知識を持つ
  • 互いの関係が良好であり続ける
  • 2、3人で持ち回りして書く、ただし書きたくなったら割り込みいつでも可
  • ユニット解散、メンバ加入、再結成などもOK

くらいが最低限ですか。人間、時とともに興味の持つところや熱意、環境は変わってくるから、ブログに以前のようなモチベーションを保てずマンネリ化し、ブログを書くことが辛くなる瞬間ってどっかであると思うのです、大手になるほど。別に責任ってわけじゃないですが、そのブログを更新し続ける誰かの文章を見に来る読者がいて、アクセスも伸びていくわけで、そこに義務は無いですが、なんというか欲?みたいなものもでてくる。次のエントリを書く、書かなければならないと思ってくるときつい。そんなときにモチベーションの高い誰か他の人にバトンタッチしたくなったりします。そんな誰かがいてくれたらなあと。ブログ書くヒトって一定期間おくと、また何らかの形で文章は書きたいと思うはずです、波があるだけで。休憩時間があればいいんですね。
特に、一つの独特なテーマで、Web内で代替性の稀少な情報のハブ(大手ニュースサイト・ブログ)と化した状態となっていると、責任は無いですが責任のようなものを感じ、やめづらくなる。そんな時もしバトンタッチできる誰かがいればいいんでは・・・と思う。そういうブログ形態ってどうでしょうか。ユーザ間でそういった取り決めをなすのもいいし、ブログサービスを提供している企業側が、ブログをそういった風に見せるアーキテクチャを考案し、サービスを提供する、どっちもアリだと思いますが。
まぁ、やめてもいい気楽さがあるのがブログなんですが、せっかく対面と違って顔が見えない匿名性を生かし、誰が更新しているかわからない、しかしブログは更新され続けている・・・・なんて状態が誰か不特定多数で動いている状態というのも、何か面白いなあと思ったので。
何でそうするかといいますと、ブログもアクセスがやはりモノを言う部分があるわけで、一から作るより既存のモノが形成された「場」を後利用する方が効率よく多くのヒトに読んでもらえるのかなと。
・・・別に複数にかたまる必要ないのかなぁ。集合のが強いしアクセス伸びやすいのは確実だと思うが、そこまでするほどのものではないか?企業のM&Aじゃないが、アクセス規模の関係でブログの集団化が進んでいったりする現象が将来起きないかなあと妄想。