あらゆる物事に最終理論を

どんな謎にも、物事にも、ゲームにも、仕組みやアルゴリズムというものがあり、それを真に知りたいと思い日常を生きている。それはゲームの攻略であったり、明日自分がテストでいい点をとるための方法であり、より物事を効率よく進めるための知識である。どうすればいいか、と考えを段階的に進めていく。その段階は、10−20くらいの段階をふめば終わるものから、一生かかってもたどり着けないような段階を踏む必要のあるものもある。(たとえば、サーティーンという数字ゲームは先手を引けば必勝法があるが、将棋というゲームは今のところ必勝法はない、というように)
知りたいという気持ちは果てしない。何だって知れるものなら知りたい。幸い今はWebがあるから、なんだって昔よりはコストもかからず簡単に知れる。だから、人がすべきことは、段階を踏む労力から、まず何かに問題意識を持つほうに重要性がシフトしてきた。何を知り、自分の糧とするか。純粋な知的好奇心が動機のときもあれば、必要性に駆られてのこともある。ただ、ほんのきっかけから、ということもあるだろう。あることを知り、そこから何か新しいものが見え、今までの思考や情報を組み合わせ、考えをより高次の段階へアウフーベンさせていく。そして現在もっとも高いところにいる人が、それぞれの業界で第一人者、また第一線にいる人たちとなるわけだ。最近話題のIPS細胞の仕組みについては、山中教授が世界に一番かどうかはわからないが、相当に高いところまでいるだろうし、数学のこの分野ならこの人、この業界の仕組みについてはこの人、プログラミングのこれならこの人がより高いレベルにいる、ということがあると思う。
私がブログで色々と書く動機としては、まず自分がふと、何か見たときに、「あっ、ここが何かおかしいな」とか「なぜこうなっているんだろう」などという問題意識を持ち、そのことをについてみながどう思っているのだろう、と問いかける形で書く(よう心がけているが、そう見えているか自信はない)。それに反応があることで、自分にはない視点、つまり新たな情報や要素が、自分の今まで持っていた考えや思考に加わる。そしてそれらがミックスされて、新たな段階に旅立つことができる(時もある)のである。だから私はブクマやコメントは全部見ることで(まぁ見ている人多いと思うが)、自分の思考が次の段階へ進まないかのきっかけを探しているのである。
人一人ってのは本当視点が狭いもので、わかった気になっていても、ほかの人のコメントを見ると、まったく気づいていない視点などに気づかされることが多い。それおもしれえ、と思うこともあるし、それも一理あるなぁ・・・ふむ・・と思うこともある。原則として、どんなトンデモ思考でもいったん咀嚼してみるので、あまりそこから目を背ける、ということはない(といっても生理的に受け付けない内容や、つい頭がカッとなってしまうような内容のコメントに冷静に対応できているか、といえば微妙だが)。
話が発散しているが、言いたいことは、一生という時間はそんなに長くないにしても、できるなら、全能は無理にしても全知のネ申..._〆(゚▽゚*)になれればなぁ、と夢想して色々知識を蓄えるわけです。そして今日、あることの最終理論めいたものが、あることをきっかけに垣間見えた。(この理論にたどり着くまでに、試行錯誤を50回以上はふんでいる。)で、その最後の道筋を見ていたとき、ああ、物事は何だって同じだな・・・・と思ったことがこのエントリをかいたきっかけです。
自分が本当に知りたいことの最終理論に、生きている間にたどり着けたらいいですけどねえ。なかなかままならないようで。ついつい間違った方向へいたり試行錯誤したりして立ち止まってしまう。しかし、目線さえそちらへ向いていけば、無数の段階を経て、真理ともいうべき最終理論にたどり着けるかもしれない。だから今日も、まず問題意識をもつための「きっかけ」や「より高次の段階へ導いてくれる情報や要素」を探し、新聞なりWeb巡回なり、無数の情報を求めています。