ニコニコ動画を否定的に見る

ユーザ視点
ニコニコ動画に流れるコメントには価値がない。意味なんて何も感じない。情報としての価値もない。ジャマなだけ。だから非表示。動画はたまにクオリティ高いのもある。それは一応見る。でも市場もタグも見ない。もちろん会員になんてならない。全部有料になったら見ないだけさ。他にも似たようなサービスはいくらでもあるじゃないか。
上司(?)視点
そもそも会員もそろそろ頭打ちじゃないか?市場も実際買っているのはほんの一部のユーザにすぎないだろう。コメントだってそうじゃないか。一部のヒトの間では盛り上がっているが、所詮それだけのことだ。
スポンサー視点
ニコニコ動画はすごいといわれているが、要はコメントを流しているだけ。それ以外の目新しさは大してない。他の広告を入れてコンテンツを購入している動画サービスの方がよっぽどビジネスモデルとしてしっかりしている。現にニコニコ動画はいまだに赤字じゃないか。



今までニコニコ動画について色々と書いてきたが、あまり興味のない人が外から見ると、上のような意見がでてくることもよくある。これがいわゆる内外の温度差というやつである。
2chにおいてもこれは随所に見られる。要は2chを日ごろから見ているユーザと層でないユーザは様々な面において認識の温度差があるのだ。わからない人、使っていない人からしたら、あまり興味のないサービスに関する認識なんてそんなものである。外見で見る。中を知ろうとしない。
しかし外から見てそういう見方もできる、ということは一つの事実であり、希望的観測ばかりを持っていてもうまくいかないことなんかよくあることだ。要は結果である。黒字が最低限必要。
頭の固い人は頭ごなしに取るに足らないサービスとして否定するし、理解ある人も「赤字じゃなあ・・・仕方ない」と同情はしつつも結局フォローしない。そしてサービスは中止に。
そんな未来は、ニコニコ動画にかかわらずあらゆるサービスにおいていえる。外から見ても、よく知らない人から見てもすごい、面白いなと思わせるようなサービスでないとだめだ。すごいと思っているのはサービスについてよく知っている自分だけに過ぎず、単なるひとりよがりだった。ニコニコ動画だって一歩外に出れば存在を知らない人なんてごまんといる。その中で!どう説明していけばいいのか。
言いたいことは、ニコニコ動画がたとえ優れていて、日本発の誇るべき動画サービスであっても、来年の今頃まで赤字の状態がまだ続いているようであれば、サービスは停止になる可能性がある。それだけである。