およそ、人間的なもの

私の持っている感覚は、性格判定によると、どうやら少数派らしい。なんか、世の中に俺みたいなやつが少ないなと思っていたが、そういうことだったんだな。希少生物なので、保護を求めたいものだ。
冗談はさておき、最近、自分がいかに人間に今まであまり興味がいっていなかったかがわかってきた。何でこうなったかの理由はもう忘れたが、おそらくもう何年も前に、自分はどう生きるべきかの分かれ道があって、私は違う道を選んだんだと思う。子供のころ、何に憧れるかによっても、人間は大きく変わるのかもしれない。子供のときに読む伝記って大事かも。


人間、いくら複雑なことを考えられるように進化しても、変わらない生まれ持ったものはある。
ほめられたら喜ぶ。
多くの人にあいさつ、反応されたらうれしい。あいづちだって、社交辞令だってうれしい。
たとえば、目をそらされると悲しい。
たった一つの出来事が、人をここまで憂鬱にさせるのか、と驚くほど憂鬱になる。
何のツールを使おうが同じだ。人は感じたいように感じる。頭によっぽど変な変換ルールでも設定していない限り、皆同じだ。
人とのうまい付き合い方とか色々世間にはテク本があるが、要はそういった原初の感情をどう料理するか。この一点である。古来から人間の攻略は盛んに行われ、研究されてきたものだ。
そんな、ハウツー本に書いてあることなどにまんまとはまってのせられたりしている自分は、単なるピエロにすぎないかもしれず、「くっ・・・くやしいっっ、くやしいのだわ!」と思いつつ、やっぱり気をよくするのである。俺は、・・・単純なのか。