インターネットは一つの趣味

趣味や興味は時とともに変わる。ネットに長く触れていると、安定した楽しさとクオリティはそこにあるが、新鮮味には欠けてきた。今まで、インターネットは趣味などというジャンルをこえた偉大な技術だと考えていたのだが、実は一つの趣味のジャンルにすぎないのだろうか。
というのも、インターネットに情熱が以前ほどもててないな、ということを最近とみに感じる。まったく別のことをやるのも楽しそうだなと。RSSを読むのすら、苦痛を伴うのだ。
常に刺激ある新鮮なものを求めるのが人である。インターネットも一つの趣味として、夢中になっているに過ぎないのかなあ・・・。
時に、インターネットはいくつかの顔があるように思う。インターネットを私の感覚で三つの側面に分けると、

  • 情報技術としてのインターネット
  • 人とのつながりとしてのインターネット
  • 趣味としてのインターネット

これらは互いにかかわっているのだが、今回は分けて考えてみる。インターネットが一つの趣味だからといって、インターネットという偉大な技術革新が色あせることはないが、趣味として考えると、別にやる人も、全然かかわらない人もいていいのだな。当たり前だ、私はなぜか、未来は皆インターネットを使っている世界を漠然と想像していた。SFの見すぎか。もしインターネットが趣味であったとしたら、興味ない人がいても当然だ。いろんな感性の人がいるのだから。
人とのつながりも、インターネットのような匿名に代表される距離感が好きな人もいれば、普通に密接に付き合うことが好きな人もいる。それだけのこと、選択の問題である。好き、嫌いは人の自由。
100年後も、インターネットの技術は飛躍的に発展するだろうが・・・世界は、案外今と同じで、何も変わっていないのかもしれない。