リンク情報と生情報 ーWebという不確かな世界ー

Webにおいて、必要な情報をとっておこうとするとき、二つの方法がある。リンク情報の保存と、生情報の保存である。サービスによってわけると、
リンク情報

生情報

  • Web魚拓
  • タンブラー
  • データDL
  • キャプチャ
  • コピペ
  • 紙copi保存

手軽さで言えば、リンク情報を保存しておくのが一番である。はてブやクリップは、そのリンク情報のWeb共有による代表的なサービスである。リンク情報を保存するだけで、その情報をしっかり保存した気分になれる。(もっとも、はてブはすぐにブックマークできないことも多いが・・・はてな重いよ・・・・)
一方、生情報の保存はちょっと面倒だが、絶対に消えないという利点がある。これは時によって、非常に重要な意味を持つ。
日常のようにWeb環境があり、責任あるプロバイダがいて、書き手がいて・・・と、日常のWeb風景が続いていく場合、リンク情報で何も問題は生じない。常にリンクから跳んでいけば、目的の情報にたどり着くことができる。
しかし、ひとたびWebが非日常となった時、生情報の重要性を嫌というほどかみしめることになる。私もリンク情報のみを保存して痛い目にあったことは過去何度かあった。
具体的には、

  • Webにつながらない
  • 炎上や荒しなどがおきている情報
  • ほか、管理人の意図による予期できない行動
  • 書き手の事情

ま、色々あるのだが。荒しが入ったときにそういったことが一番良く起こる。当該記事の削除。ニコニコだったら動画の削除。これをやられると、お気に入り、もといマイリスト涙目・・・となってしまうのである。
Webは絶対的なものではない。非常に不確かな世界である。理由もわからずリンクが切れていたり、原因不明でつながらないなどといったことは日常茶飯事である。つながらなくなって初めて、気づくのである。私たちは実は、どうやってその情報にアクセスしていたかのルートすらまったく知らないことに。どこにその情報があるかもわからず、文字通りお手上げである。あきらめるしかない。
最近、ブックマークやマイリストなどを代表とする、リンク情報を利用したサービスがWebを席巻している。しかし一方で、タンブラーや紙copi、魚拓なども活用されている。いつその情報が消えるかわからない・・・そんな誰かの気まぐれや、見えない力によって自分が困るなんてことは、起こってはならないからだ。
だから、日常の情報はほとんどブックマークやクリップなどのリンク情報におさめているが、本当に重要だと思える情報、価値がある傑作と思えるコンテンツにであったとき・・・・たとえ時間がかかっても、私は迷わず全文コピペするし、DLする。明日もその情報がそこにあるなんてことは、誰も保障してくれないからだ。消えたとき、泣くのは自分である。このブログだって、私の気まぐれで「あーもうやめよー」となって、明日にはブログごとそっくりなくなっているかもしれない。それをしないのは、たまたまにすぎない。もっとも、消えて困る重要情報なんてありませんがねこのブログには・・・・w
本当に必要だと思う情報は、PCにしっかり保存。HDが壊れたときのため、バックアップをとればなおよし。それくらいの石橋を叩いて渡るような繊細さが、大きな失敗をしないためには必要だと思う。Webは便利だが、決して絶対の存在ではないのだから。