ニコニコ動画のコメントの性質分類3(目的編)

以前、文字数編サービス比較編のエントリを書いたが、まだまだニコニコ動画のコメントにはよくわからない部分が多い。
ニコニコ動画のコメントは、実はコミュニケーションとは言えない、ととある方の指摘で気付いた。考えてみれば、別に双方向的なコミュニケーションをしているわけではないしな・・(もちろんそういうコメントはあるが)。2chでさえも一対多でありながら双方向的なコミュニケーションを前提にしている部分があって、やはり書き込む人は多かれ少なかれ反応、レスをもとめているのだろう。しかしニコニコ動画のコメントはそれともちょっと違うように思える。
どちらかっていうと、最近流行を見せているTwitterのような「つぶやき」に近い。Twitterはそれに対する他の人の反応を期待して…というものがあるだろう。しかしニコニコ動画は、そもそも反応を期待して、という類のコメントは少ないように思える。
そもそもコメントを書き込む人は、動画に対し一定の感情の針や興味の針が大きくどちらかに揺れていて、その感情を盛り上げなり、批評なり、反応なり、で自己表現したいのかもしれない。そのため、コメントした時点で満足し、特に反応を強くもとめていないのではないか。あくまで私の主観ですが。
また、動画を盛り上げていく雰囲気を作りたい、という上位目標があり、それに向かってユーザがコメントをしている、という方向性は有力に思う。2chでも上位目標があると団結しやすいという説は以前見たことがある。
大きくコメントの性質を分類すると、
批評・表現系(10%〜40% 言いたいことを言う!)
盛り上げ系(弾幕・空耳・説明・ネタ・呼びかけ)(10%〜50%)
反応・感情系(30%〜70%文字数少ない・w・同じ文字が多いなどが特徴。)
比率は動画のジャンルによって大きく変わる。
初期では結構見られたが、最近少なくなったと思われるコメント系
アンチ系
チャット・応答系(質問動画では多い)
まだまだこれらに分類されないコメントもあるように思える。みんな何を思ってコメントするんだろうね・・。自分でも自分がなぜコメントするのかよくわからない始末orz
一方で、非表示が結構いるという事実も踏まえて考えないとな・・。
確かに私たちが動画にアクセスする瞬間はあくまで「動画」をみにきているわけであって、コメントを見に来ているわけではない。上級者になると、コメントに期待してみる人もいそうだが・・。だからコメントを障害物としてしか捉えず問答無用で非表示、と言う層もいる。そういう楽しみ方でなにも不都合は生じないからな・・・。