心理

欲望の需要と供給

欲望は需要があってこそ商売として成り立つ。いかに「需要」を見つけ出し的確に「供給」するかに尽きる。ただその供給の方法は、そもそもの欲望による需要というもの自体が、単一、単発なものもある一方で、最大公約数的な需要もあり、いずれも満たす供給物…

幸福学と人間

最近、幸福学による指標を政策の是非の指標として取り入れようとする動きが一部においてある。背景には、GDPがあがっても我々はそれに伴い幸せになってきていると思えない、むしろ閉塞感がある。客観統計的な数値だけでなく、人々が感じる主観的な数値も必要…

移り変わる思考と欲求

人間の思考は、移ろいやすいものである。欲求が強ければ強いほど、その欲求の充足に意識が充足するが、それを満たすと第2次候補、第3次候補軍と欲求の矛先は向いてゆく。そして行動へと結びつける縛りはより弱くなっていく。 例を挙げてみる。 のどが渇いた→…

欲求と心理がレシピ化しないかな

常々思うが、人間の欲求や心理を体系的に著した内容の本は少ない。それは人間の行動がそれほど多様化し、予測不可能で、カオスであり、確率的曖昧さを持ち、内なる部分は自分自身でしか語れず、後は行動としてのみ出るところの現象論としてしか語れないから…

心が出力するあいまいなもの

心ってやつは実に面倒だ。ロボットなら「お茶が500ml足りない」といった定量的でわかりやすいアラームを鳴らしてくるが、人間は「のどが渇いた」これだけですよ。果たして今、自分がお茶を飲んでいいのかどうかわからないじゃないかと。飲んだら眠くなくなっ…

体験する確率

「自分にだけは大丈夫だ」と感じる心理ってありますよね。事故にあう確率や、病気になる確率。ああいった確率を過小に見積もりがちな原因として、低い確率にぶちあたった人に出会わないことが挙げられるでしょう。または、当たっても言わない。言えない。 日…

目的を意識することで失われるもの

勉強の方法も十人十色のやり方があるというが、自分を動かす方法もまた汎用的な対策で効果が出るとは限らない。目的を意識することで、先を見ることで自分の今の心がとても無味乾燥な味気ないものになることをとめられない。計画を優先して、行動を管理する…

最適な心理状態とは

人は満たされすぎると、進歩を求めなくなり、満たされなさ過ぎると、正常な判断ができなくなる。人が最大限に成長を続けていくために最適な環境、心理状態はどういう状態か?そんな疑問が頭をよぎる。 十分に睡眠をとり、自分の好きなものを食べ、自分のした…

ソフトバンク商法その・・・いくつ目だろう

いやー、よくもまぁ色々考えるものだと感心した部分もないではないが、人の心につけ込んでいるとしか思えない。 ケータイ「契約」実績で「特別採用」 学生から不満と批判の声 ソフトバンクという会社について世間で賛否両論はあるとは思うが、少なくとも大手…

パーツ化される存在

ニコニコ動画ではなかなかチャレンジングな動画も多いですよね。2chでも昔からそうですが、常識をかえりみない挑戦を行う方は後を絶たない。見ていてそれは、面白いしいいと思う。 まぁ、今日もニコ動を見ていたわけですが。おっぱいにピンクのシールかテー…

民主党を応援する一つの理由

応援することによって、自分のなした力を実感することがあるのかなと思う。 自民・民主ともに興味はあまりない、しかしどちらかの陣営につこうと考えたとき、それが自分に関係がなさそうであることだと思うほど、負けているほうを応援する。逆に、自分の利害…

全て把握したような、気の利いた言葉

この世界、言った者勝ちである。どんどんアピールし、頭を回転させて気の利いた言葉を放つ。それが人間として能力あるとみなされる。実像が伴ってなくても、派手なパフォーマンスは周囲の目を引く。人間の性を利用したものである。実際の自分より大きく見せ…

やる気が出ない

何かやる気がでない。何かなそうという気持ちや文を書くことに能動的になれない。理由としては 体調不良 人間のアルゴリズム的なもの もあると思うが、 超絶体験 何かが欠如した感覚 が乏しく感覚に鈍感になっている部分が強いように思う。 人と会わないと、…

透き通った世界

人間の快感のツボの一つは、「知らないことを知る」ことだと思う。「また、一ついい経験になった」「○○覚えた」とは、日常のうちによく交わされる言葉ではないか。 インターネットが普及しはじめた90年代以来、情報入手コストが一気に下がったことから生じた…

本能の行く先

欲望を満たすためにただ時間を消費続けるということが自分の人生にとって幸せなのか、それともただ無為な時間に過ぎないのか、頭で考えてもあいまいな答えしか出ない。欲望を満たして満足した時間を多く作ることが幸せなのか、上位目標を達成することが幸せ…

他人にされたいことをできるか

友達が好きな言葉が、「他人されたいと思うことを自分がする」というものだ。自分が話しかけられたいと思うことは、他人がそう思っているということでもあって、ただ相手からのアプローチを待つのではなく、自分から話しかけてあげることが大切なのだと。非…

人の生き方の方針とモデル

人生は緩やかなしばりのもとで生きていられるが、節目節目でしめる。日ごろ楽をして、節目でいかに要領よくがんばって成功させるかがひとつの理想的な生き方の価値観となっている。シューティングゲームは基本的に前半はノーミスでないと後半にそれを取り返…

感情をリセットする「スルー力」

殺害動機は不可解、厚労省幹部ら困惑 ↑の事件とほんの少しだけ関連あることで、思ったことを少し。 人間には物理的にできないことと、心理的にできないことがある。電車の中で大声を叫ぶことは、誰にでもできることだが、誰一人としてしないし、また見たこと…

映像を見る心理

見始めることではじめて訴求力を大きく発揮してくるコンテンツ。目に語る言葉のように視覚に訴えてくる。 何もしていない時ではなく、何かしている時こそ、映像といった視覚で事足りるサービスの価値判断が急速に上がる。 高画質じゃなくてもいいや、と頭で…

人は意識する世界をねじ曲げる

仕事をやめたくなる世界ってのは、その人に意識の中の世界にいる自分にとって、仕事をやめたくなるような世界なんだろう。 しあわせな世界ってのは、その人に意識の中の世界にいる自分にとって、しあわせな世界なんだろう。 まわりがどれほどうらやましがろ…

言ってはいけない境界線

Web上の発言を見て、おいおいそれくらいはセーフだろ、そんなにからむなよと思うこともあれば、明らかにアウトな内容なのに、なぜあまり叩かれないのだろうと不思議に思ったりすることもある。それが自分と世間(という名の何か)との常識の乖離なのだろうと…

超えがたい相手を前にして

すでに気付きつつも、自分の中でごまかしている部分がある。 ああ、こいつは超えられないなって気持ちを持つことだ。 俺がこの先結構頑張ったとしても、俺のスタンス自体を変えない限り、こいつは超えられないなと。モノが違うと。能力が違うと感じる。どう…

それが何かと考える想像の楽しさ

何かを想像することは楽しい。人はしばしば想像に酔う。想像だけでご飯三杯はいける。 人間が他人から評価されるとき、それはたいていの場合、その人が出した結果から評価がくだされる。 一方、自分自身は、その結果に向けて行動している過程に、楽しみを見…

行動のもととなるもの

そうしたいのか、そうあるべきなのか、何かがそうさせているのか。行動に答えは見つからず、ただその動機から、自分のほんとうの意志をさがす。自分なのに、自分がどうしたいかわからないなんてバカみたいだが。行動に基準を決めるのは自分だが、慣性に反す…

本能に支配される時間

私の一週間の夏休みは今日で終わりです。後悔も込めて、このエントリを書く。やりたい、と思っていたことが思うように進まないのはなぜか。振り返ると、どう考えても欲望のままに振り返っていた自分がそこにあり、やるべきこと、自分のあるべき姿と行動とが…

時間をムダにすると、あせるのは何故

一言で済ますならば、進歩への強迫観念を持っているからだろう。 常に進歩し続けなければ、という気持ちが自分をあせらせる。 仕事や人生もまた、一つの競争であることは疑いもなく、他人を横目で見つつ、俺も取り残されてはいけないと自分を叱咤する。 だか…

常識を破るエネルギー

何か、新しいことをしようとするとき、障壁となるのが「常識」という価値観だ。 常識。慣行。今までの生活で当たり前となっていた行動や感覚、これを変えることは大きなエネルギー、誘因が必要となる。 何かしようとするとき、常に問題となってくるのが、 (…